【6月8日 Xinhua News】中国の伝統的な蒸留酒「白酒」の一種である「茅台(マオタイ)酒」を使ったアイスクリームは、2022年5月の発売から1年で累計販売量が1千万個に迫った。茅台酒メーカーの貴州茅台酒を傘下に持つ中国貴州茅台酒廠(集団)の丁雄軍(Ding Xionghui)董事長は、茅台アイスが茅台酒エコシステムを代表する商品となったと紹介した。

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 茅台アイスは、貴州茅台酒と乳業大手の中国蒙牛乳業が共同で開発した。この1年に6種類を発売し、全国31省・自治区・直轄市に旗艦店34店舗、体験店22店舗をオープンした。同社のオンラインで予約・購入できるアプリ「i茅台」、大手通販サイト「天猫(Tモール)」や「京東集団(JDドットコム)」、動画投稿アプリ「抖音(ドウイン)」などのプラットフォームに販売ルートを拡大した。

 丁氏は、既存の6種類の生産を続けながら研究開発にも力を入れ、さまざまなタイプと価格帯の商品ラインナップを構築し、下半期(7~12月)に新商品を販売する予定と明らかにした。(c)Xinhua News/AFPBB News