【6月5日 AFP】4日にドイツ・ハンブルク(Hamburg)で行われたアイアンマンレースの欧州選手権で、大会カメラマンを乗せたオートバイと自転車競技中の選手が衝突する事故があり、オートバイの運転手(70)が死亡した。

 警察の発表によれば、初期の調査で正面衝突だったことが分かった。運転手は事故現場で亡くなり、衝突した選手(26)は重傷を負い病院に搬送された。オートバイの後ろに乗っていたカメラマンは「衝撃を受け」、同様に医師の手当てを受けた。衝突の原因は明らかになっていない。

 独公共放送ARDは事故を受け中継を打ち切ったが、レースは続行された。

 元五輪金メダリストのヤン・フロデノ(Jan Frodeno、ドイツ)は完走後、事故が起きた区間は「非常に細くなっていた」と述べ、「自分はすぐ隣にいて、自転車が粉々になるのを見た」と明かした。(c)AFP