【6月5日 AFP】中国・北京の天安門広場(Tiananmen Square)で民主化を要求する学生運動が当局に武力で弾圧されてから4日で34年を迎え、世界各地で犠牲者を追悼する集会や抗議活動が行われた。

 東京都新宿区では参加者がろうそくをともし、学生運動の元指導者、周鋒鎖(Zhou Fengsuo)氏が祈りをささげる姿も見られた。

 その他、台湾・台北やオーストラリアのシドニーやメルボルン、米ニューヨークでも中国領事館の周辺などで追悼集会や抗議活動が行われた。英ロンドンでは戦車や銃を模した小道具で、天安門事件を再現したデモが行われた。

 一方、長年にわたって追悼集会が行われてきた香港のビクトリア公園(Victoria Park)では集会が禁止され、この日は特産品を紹介するイベントが催された。周辺は警察の装甲車が出動し、民主派政党の党首が連行されるなど、厳重な警備が敷かれた。(c)AFP