ロシア兵、親ウクライナ派組織の捕虜に 国境州知事
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【6月5日 AFP】ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド(Belgorod)州のビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)知事は4日、親ウクライナ派のロシア人義勇軍組織にロシア兵が捕虜として連行されたことを認めた。ウクライナ側からの越境攻撃が続いていることも明らかにした。
1年3か月以上に及ぶ紛争で、ロシア兵が国内で親ウクライナ派勢力の捕虜になったのを当局者が認めたのは初めて。
「ロシア義勇軍団(Russian Volunteer Corps)」と「自由ロシア軍団(Legion for Freedom of Russia)」は、捕虜にしたロシア兵の引き渡しについて交渉に応じるようグラトコフ氏に求めていた。
グラトコフ氏は「同胞」を取り戻すため話し合いに応じる用意があるとしながら、「交渉を阻む唯一の問題は、捕らえられているロシア兵がおそらく既に死んでいることだ」と述べた。
グラドコフ氏は一方、国境付近にあるノバヤタボルジャンカ(Novaya Tavolzhanka)村で戦闘が続いていると語った。(c)AFP