加藤未唯組が全仏OP失格、ボールガールにボール当てる
発信地:パリ/フランス
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【6月5日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は4日、女子ダブルス3回戦が行われ、大会第16シードの加藤未唯(Miyu Kato)/アルディラ・スチアディ(Aldila Sutjiadi、インドネシア)組は、加藤がボールガールにボールを当てたため失格となった。
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問題が起こったのは、相手のマリー・ボウスコバ(Marie Bouzkova、チェコ)/サラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)組に第1セットを奪われた後、第2セットを3-1とリードして迎えた場面で、ネット際にいた加藤は、相手コートの端に立つボールガールの方に向けてボールを返そうとバックハンドを打ったが、緩やかなように見えるボールは少女の後頭部に当たった。
震えて泣き出した少女に加藤はすぐに謝り、主審から警告を受けた。しかし、相手ペアが主審に抗議し、スーパーバイザーも呼び出された結果、加藤/スチアディ組に失格が言い渡された。
ボウスコバは「私は見ていなくて、チームが見ていた」と明かし、「最初に警告だったのは、ボールガールが泣いていて、あんな風に痛がっているのを主審が見ていなかったから。だからスーパーバイザーに、もっと調べるべきだと伝えた。女の子は泣いていたし、ボールが直撃していたから。バウンドさせたり、ゆっくりだったりというようなボールではなかった」と話した。
「あとはスーパーバイザー次第。残念だった」 (c)AFP