YouTube「ゆいぴょん」より(c)news1
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【06月05日 KOREA WAVE】ある日本人ユーチューバーが韓国の地域の祭りへ遊びに行った際、屋台で売られている食べ物の値段にびっくりする様子が拡散し、地域の祭りの「ぼったくり商法」が話題になっている。

60万人のチャンネル登録者を有する「ゆいぴょん」は5月28日、全羅南道(チョルラナムド)の旅行記の映像を掲載した。まず咸平郡(ハムピョングン)を訪れたゆいぴょんは、蝶大祝祭に行き、屋台の食べ物の値段に目を丸くした。

ゆいぴょんは咸平郡で使う予算を自分で8000ウォン(1ウォン=約0.1円)に設定しており、食べられるメニューは限られていた。屋台の商人たちに聞いた食べ物の価格は貝1杯5000ウォン、豚肉バーベキュー4万ウォン、おでん1杯1万ウォンなどだった。

ゆいぴょんは商人に「かまぼこを5000ウォン分だけ買えないか」と尋ねたが「そのような売り方はしていない」という答えが帰ってきた。ゆいぴょんは「韓国の物価、信じられない」と言って引き返し、それぞれ4000ウォンのポンテギ(かいこのさなぎ)とソーセージを選んでおなかを満たした。

この映像がアップロードされて後、多くのオンラインコミュニティではこれをまとめた写真が掲載され、「ぼったくり商法」に対する怒りが殺到した。

「地域祭りのぼったくり狂ってる。絶対行かないようにしよう」

「いくら祭りだとはいえ、ぼったくりにもほどがある」

「だからみんな外国に行くんだ」

あるネットユーザーは「ほとんどは地元の人の屋台ではなく、全国の祭りを回りながら質の悪い食べ物を高値で売り付けている商人たちだ」と指摘し、祭りだけを狙うぼったくり商人を取り締まるべきだと訴えた。

韓国では、地域の祭りでの「ぼったくり商法」は以前から糾弾されてきたが、改善されていない。3月にも桜を見に鎮海(チネ)軍港祭を訪れた観光客が量が少ない5万ウォンの豚肉バーベキューに対する感想をブログに載せたことで騒ぎが起きた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News