【6月4日 AFP】米大リーグ(MLB)、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)投手が、重度の神経損傷のため二度と復帰できない可能性があると、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が3日に報じた。

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 34歳のストラスバーグは、首から腕にかけての神経圧迫で手術を受け、昨年6月に復帰したが、その後は再び試合から遠ざかっている。

 ワシントン・ポスト紙は、匿名で取材に応じた状況に詳しい3人の話として、ストラスバーグが現在1か月にわたりリハビリをできていないと伝えた。本人はしばらく安静にし、マウンドに復帰できる状態まで神経の問題を改善したいと考えているという。

 ストラスバーグは2020年にも現在と同様の神経の痛みやしびれを訴え、そのときは手根管症候群の手術を受けた。21年には肋骨(ろっこつ)と首の筋肉を切除する手術も受けている。 

 ストラスバーグはナショナルズが優勝した2019年のワールドシリーズで最優秀選手(MVP)に輝き、オフに7年総額2億4500万ドル(約343億円)で再契約したが、その後は31回3分の1しか投げられておらず、昨季は6月の登板1回に終わっている。(c)AFP