仏サッカーの選手襲撃、観客の男4人を拘束
発信地:パリ/フランス
このニュースをシェア
【6月4日 AFP】2日に行われたサッカーフランス・リーグ2(2部)のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)対ロデーズAF(Rodez AF)戦で、選手がファンに襲われ試合が中止になった件で3日、試合が行われたボルドー市内で男4人が拘束された。捜査関係者がAFPに明かした。
試合は前半の中盤にホームのボルドーファンの男がピッチに侵入し、直前に先制ゴールを挙げていたロデーズのリュカ・ブアデス(Lucas Buades)を押し倒した。これでブアデスが脳振とうを起こすと、試合は中断となり、そのまま再開されなかった。
関係者によれば、拘束された4人の中にブアデスを襲ったとされる男も含まれている。現地紙スッドウエスト(Sud Ouest)は、南東部アヌシー(Annecy)に住む45歳の男だと伝えている。同紙によれば、他の3人のうち2人はピッチに侵入した疑い、残りの1人は運営スタッフに頭突した疑いで拘束された。
フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)は5日に懲戒委員会を開き、今後の対応を検討するとしている。
今回の試合は、ボルドーにとってはリーグ1(1部)昇格が懸かった重要な一戦だった。ボルドーは現在、昇格圏の2位メッス(FC Metz)と勝ち点3差の暫定3位で得失点差でも下回っており、再試合を期待しなくてはならない状況となっている。
一方のロデーズは降格圏に沈んでいるが、ボルドー戦が勝利扱いとなれば残留が決まる。(c)AFP