【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は3日、男子シングルス3回戦が行われ、昨年準優勝で大会第4シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は、中国男子として1936年以来の全仏4回戦進出を目指した張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)を4-6、6-4、6-1、6-4の逆転で下した。

 ルードは次戦、前哨戦のジュネーブ・オープン(Gonet Geneva Open 2023)を制すなど好調のニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)と対戦する。ジャリーはマルコス・ギロン(Marcos Giron、米国)を6-2、6-3、6-7(7-9)、6-3で退け、自身初の四大大会(グランドスラム)16強入りを果たした。

 同じく南米勢のフランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)も第9シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を3-6、6-3、6-4、7-5で破り、自身初のグランドスラム4回戦進出を決めた。次は、昨年ベスト8で第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)と激突する。ルーネは予選勝者のアルゼンチン選手に6-4、6-1、6-3で快勝した。

 2回戦で大会史上5番目に長い試合を制したダニエル・アルトマイヤー(Daniel Altmaier、ドイツ)は、第28シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に4-6、3-6、1-6でストレート負けを喫した。

 ディミトロフは4回戦で第22シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と顔を合わせる。ズベレフは第12シードのフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)を3-6、7-6(7-3)、6-1、7-6(7-5)で破った。(c)AFP/Dave JAMES