【6月4日 AFP】23F1第8戦スペインGP（Spanish Grand Prix 2023）は3日、予選が行われ、レッドブル（Red Bull）の王者マックス・フェルスタッペン（Max Verstappen）が荒れた展開の中で余裕のポールポジションを獲得した。

　カタロニア・サーキット（Circuit de Barcelona-Catalunya）の滑りやすく難しいコンディションの中で、今季も首位に立つフェルスタッペンは早い段階で1分12秒272の最速タイムを出し、地元期待のフェラーリ（Ferrari）のカルロス・サインツ・ジュニア（Carlos Sainz Jr.）に0秒462差をつけた。通算24回目のポールだが、スペインGPでの獲得は初となる。

　一方で予選序盤にはいくつかの大きな波乱が起こり、まずはフェラーリのシャルル・ルクレール（Charles Leclerc）が19番手で予選Q1敗退。さらにフェルスタッペンのチームメートであるセルヒオ・ペレス（Sergio Perez）はグラベルに突っ込むミスを犯し、Q2で姿を消した。

　マクラーレン（McLaren）のランド・ノリス（Lando Norris）がアルピーヌ（Alpine F1）のピエール・ガスリー（Pierre Gasly）、メルセデスAMG（Mercedes AMG）のルイス・ハミルトン（Lewis Hamilton）との終盤のタイム争いを制し、3番手に入った。しかしガスリーは2件の他車妨害で6グリッド降格のペナルティーを受けた。

　アストンマーティン（Aston Martin F1）のランス・ストロール（Lance Stroll）が6番手で、今季初めてチームメートのフェルナンド・アロンソ（Fernando Alonso）を予選で上回った。アルピーヌのエステバン・オコン（Esteban Ocon）とハース（Haas F1 Team）のニコ・ヒュルケンベルグ（Nico Hulkenberg）が続き、アロンソが9番手、マクラーレンのオスカー・ピアストリ（Oscar Piastri）が10番手だった。

　アルファタウリ（AlphaTauri）の角田裕毅（Yuki Tsunoda）は15番手だった。(c)AFP