【6月4日 AFP】22-23フランス・リーグ1は3日、第38節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)らの最終戦でクレルモン・フット・オーヴェルニュ63(Clermont Foot Auvergne 63)に2-3で敗れた。

 試合開始直前にクラブから正式に退団が発表されたメッシは、PSGで75試合に出場して32ゴールを挙げたが、試合中には一部のファンからやじが飛んだ。

 すでに最多11回目のリーグ優勝を決めているPSGは、この試合に懸かっているものがほとんどなく、メッシと同じく今季限りでの退団が発表されているセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が、チーム最終戦で先制のヘディングシュートを決めたが、2点のリードをふいにして逆転負けを喫した。

 その中で、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)はPKから2点目のゴールを決めて今季リーグ戦のゴール数を29に伸ばし、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)のアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)と2ゴール差で得点王を獲得した。

 ゴール後には、GKセルヒオ・リコ(Sergio Rico)の背番号16が入ったユニホームを掲げた。リコは前週末に母国スペインへ帰国した際、乗馬中の事故に遭い、重体になっている。

 2位ランス(RC Lens)は3-1でオセール(AJ Auxerre)に快勝し、躍進のシーズンをPSGと勝ち点1差で終えた。一方のオセールはわずか1シーズンでの2部逆戻りが決定。ナント(FC Nantes)は1-0でアンジェSCO(Angers SCO)に勝利し、オセールに代わって最終節で降格圏を抜け出して残留を決めた。(c)AFP