【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は3日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第27シードの西岡良仁(Yoshihito Nishioka)は3-6、7-6(10-8)、2-6、6-4、6-0で予選勝者のチアゴ・ザイブチ・ビウチ(Thiago Seyboth Wild、ブラジル)に勝利。フルセットの激戦を逆転で制し、自身初となる全仏4回戦に進出した。

 ザイブチ・ビウチとの熱戦に勝利した西岡は、4回戦でトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)と準々決勝進出を懸けて対戦する。

 1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)で自身初の四大大会(グランドスラム)16強入りを果たした西岡は、「素晴らしい気分。また自分の最高のテニスをして、8強を楽しみにできるようにしたい」とコメントした。

 一方のザイブチ・ビウチは、1回戦で第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を破って勝ち上がってきていたが、第2セットのタイブレークでセットポイントを3本連続で落としたのが悔やまれる結果になった。

 西岡は「相手はいいプレーをしていて、彼が第2セットを取るチャンスがあった」と話し、「そうなっていたら、違った試合になっていたかもしれない」と振り返ると、「だけどタイブレークの3-6で絶対に諦めなかったことが、きょうはベスト16入りにつながった」と続けた。(c)AFP