【6月3日 AFP】2日に行われたサッカーフランス・リーグ2(2部)のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)対ロデーズAF(Rodez AF)戦で、ロデーズのMFリュカ・ブアデス(Lucas Buades)が敵地のファンに襲撃されて脳振とうを起こし、試合が開始20分過ぎで中止となる出来事があった。

 ブアデスは1-0とする先制ゴールを決めて喜んでいたところ、ピッチに侵入してきたボルドーサポーターの一人に襲われた。

 試合を担当した主審は、ブアデスが「脳振とうを起こし、プレーを続けられない」のは明白だったと明かし、「われわれはルールを尊重し、試合は再開されない」と説明した。

 リーグ2は今節が最終節で、ボルドーは1部復帰、ローデスは2部残留が懸かっていた。

 審判の決定を受け、フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)は5日に懲戒委員会を開き、今後の対応を検討すると発表。「選手に対する暴力行為を強く非難し、リュカ・ブアデスの早急な回復を願う」とのコメントを出した。(c)AFP