猫カフェ美術館「ニャージアム」 イラン
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【6月2日 AFP】イランの首都テヘラン中心部にある小さな2階建ての建物に、30匹ほどの猫が暮らす猫カフェ美術館「ニャージアム」がある。入り口に立つと、興味がなさそうに大きな雄猫が歩いてきて、出迎えてくれた。
シェヘラザード、ファロク、シャプール、シリンなどと名付けられた人気猫たちがギャラリーや館内のカフェテラスを自由に歩きまわっている。
館長のホセイン・ハムレフダリさんが「ニャージアム」を開いたのは2020年。壁にはイランをはじめ韓国、ギニア、ウクライナなど世界各国の猫が描かれた絵や写真、戯画、切手などの複製が飾られている。
さまざまな保護猫たちと触れ合い、遊ぶために訪れる人も多い。
友人と来ていたモハンマドさん(20)は近いうちに「猫を買う」ことにしたと話した。
ハムレフダリさんは「生まれつき目が見えないけれど、すばしこいファロクを見ていると、猫もこの街の住民で、人間と共存できるとみんな気付くんだ」と語った。
イランでは、特にテヘランなどの大都市で野良猫が増え過ぎ、問題になったことがある。(c)AFP