【6月2日 AFP】22-23NBAファイナル(7回戦制)は1日、米コロラド州デンバー(Denver)で開幕し、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)が104-93でマイアミ・ヒート(Miami Heat)を下し、チーム史上初めての大舞台で幸先の良いスタートを切った。

 ナゲッツは、通算2度のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)を誇るニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)が、またしても27得点10リバウンド14アシストのトリプルダブルでチームをけん引したほか、ジャマール・マレー(Jamal Murray)も26得点10アシスト6リバウンドの活躍を見せた。

 同一チームの2選手がNBAファイナルで25得点10アシスト以上をマークするのは、1987年にロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のマジック・ジョンソン(Magic Johnson)とジェームズ・ウォージー(James Worthy)が達成して以来、ヨキッチとマレーが2組目となる。

 ヨキッチは「とにかく先制パンチをお見舞いしたかった」とコメント。「相手はここまでの3ラウンドで、ロードで迎えたシリーズ初戦を勝っている。そうなるのは避けたかった。自分たちは良くやったと思う」と語った。

 対するヒートは、バム・アデバヨ(Bam Adebayo)がチーム最多の26得点、ゲイブ・ビンセント(Gabe Vincent)が19得点、ベンチスタートのヘイウッド・ハイスミス(Haywood Highsmith)が18得点を記録したものの、大黒柱のジミー・バトラー(Jimmy Butler)は13得点に抑え込まれた。チーム全体でも、フリースロー成功がプレーオフ史上最低の2本にとどまった。

 第2戦は4日、再びナゲッツのホームで行われる。(c)AFP/Nicolas PRATVIEL