【6月2日 AFP】米警察は5月30日、カモだと思って白鳥を殺して食べたとして、器物損壊、窃盗、不法侵入などの容疑で18歳、17歳、16歳の若者3人を逮捕したと発表した。

 マンリウス警察のケネス・ハッター(Kenneth Hatter)巡査部長によると、フェイと呼ばれる雌の白鳥は先週末、ニューヨーク州中部シラキュース(Syracuse)郊外のマンリウス(Manlius)村で殺され、若者の家族と友人たちに食べられた。

「とても大きなカモ」だと思い、村の所有物であることを知らずに食べたという。

 若者はフェイの子ども4羽もペットとして飼うつもりで盗んだ。ひなはその後、若者の1人の勤務先の商店と民家で見つかり、無事に救出された。

 当局によると、白鳥は20世紀初頭に池に放たれて以来、人口約4600人のマンリウス村のシンボルとなっている。

 ポール・ウォーラル(Paul Whorrall)村長は現地メディアに対し、「悲しい」「まるで家族を亡くしたようだ」と語った。(c)AFP