【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は1日、女子シングルス2回戦が行われ、16歳のミラ・アンドレーワ(Mirra Andreeva)は6-1、6-2でジアン・パリー(Diane Parry、フランス)に快勝し、3回戦に進出した。

 アンドレーワはロシア出身だが、フランスに拠点を置く。現在の世界ランキングは143位で、今大会は予選からグランドスラム本戦初出場を果たすと、これで2005年に15歳でベスト8を記録したセシル・カラタンチェワ(Sesil Karatantcheva、ブルガリア)以来の年少記録で3回戦進出となった。

 試合後の会見で夢を問われると、「 (ノバク・)ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が四大大会(グランドスラム)22勝を挙げているのは知っている。だから、できたら25勝までいきたい」と述べ、マーガレット・コート(Margaret Court、オーストラリア)の24勝を上回るグランドスラム歴代最多優勝を目標を掲げた。

 その一方で「私が少しわがままになれば、コーチが絶対何か言ってくれると思う。彼はそういう人のことが嫌いだから」と語り、謙虚な姿勢を持ち続けたいとも話した。

 次戦は昨年準優勝で第6シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)と激突する。19歳のガウフはユリア・ガーペア(Julia Grabher、オーストリア)を6-2、6-3で退け、3回戦へ駒を進めた。(c)AFP