【6月2日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(80)が1日、コロラド州で空軍士官学校の卒業式に出席した際、壇上で転倒した。

 バイデン氏は卒業生を前に演説をした後、士官候補生らと握手をして席へ戻り始めたところで障害物につまずき、顔面から転倒した。

 すぐに空軍職員が助け起こしたがけがはなく、立ち上がりながら、つまずいたとみられる土のうのような物を指さした。

 ホワイトハウス(White House)のベン・ラボルト(Ben LaBolt)広報部長はその直後、バイデン氏は「元気だ。握手をした際、壇上にサンドバッグ(土のう)があった」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 だが、バイデン氏はこの日さらに不運に見舞われた。大統領専用ヘリコプター「マリーンワン(Marine One)」でホワイトハウスに戻り降りようとした際、ドアに頭をぶつけてしまった。

 その後、サウスローン(South Lawn、南庭)を歩きながら報道陣に対し、「サンドバッグ」を使った俗語で「やられたよ」と冗談を言った。

 米大統領として史上最高齢のバイデン氏は、2024年の大統領選で2期目を目指している。定期的に運動もしており、医師による今年の公式報告書では健康に太鼓判を押されている。

 バイデン氏は就任前の20年11月、大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領に勝利した直後、ペットの犬と遊んでいて足を骨折したことがある。(c)AFP