【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、中国の張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)は7-6(7-3)、6-3、6-4で予選勝者のティアゴ・アグスティン・ティランテ(Thiago Agustin Tirante、アルゼンチン)を下し、中国男子では1937年以来となる全仏3回戦進出を決めた。

 過去3度出場した四大大会(グランドスラム)ではいずれも1回戦敗退に終わっていた世界ランキング71位の張は、「とりわけグランドスラムにおいては大きな勝利だ」と喜び、「重圧は全くない。最高の自分と持っている全ての力を示して相手と戦っていく。そのために、ここにいる」とコメントした。

 3回戦では、昨年大会の準優勝者で第4シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と激突する。

 今大会の男子シングルスには中国から3選手が出場したが、商竣程(Shang Juncheng、シャン・ジュンチェン)とウー・イービン(Wu Yibing)は敗退し、勝ち残っているのは張のみとなっている。(c)AFP