【6月1日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は同112位のダニエル太郎(Taro Daniel)を6-1、3-6、6-1、6-2で退け、3回戦に進出した。

 アルカラスは第2セットを落としながらも、試合を通して47本のウイナーを放つなどしてダニエルに勝利。試合後には「自分のレベルには非常に満足している。風のせいでコンディションがとても難しく、適応が必要だったが、一つ一つのショットに非常に集中できた」と振り返り、「太郎は素晴らしいプレーをしていた。彼は本当にタフな選手で、今年はいい選手たちに勝ってきている」とダニエルをたたえた。

 次戦は16強入りを懸けて第26シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)と対戦する。シャポバロフはマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)を4セットで下し、全仏オープンで初の3回戦進出を果たした。

 男子歴代単独最多となる四大大会(グランドスラム)通算23勝目を狙う第3シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-6(7-2)、6-0、6-3でマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)にストレート勝ちし、勝ち上がりを決めた。

 3回戦では第29シードのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)と顔を合わせる。

 2021年の準優勝者で、今大会第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)はロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)に6-3、7-6(7-4)、6-2快勝。第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は地元フランスのコランタン・ムテ(Corentin Moutet)を6-4、6-2、3-6、6-3で下した。(c)AFP