【6月1日 Xinhua News】中国商務部の王文濤(Wang Wentao)部長は5月31日、米電気自動車(EV)大手(Tesla)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)と会談した。双方は中米両国の経済・貿易協力やテスラの中国事業など幅広い議題をめぐり深く意見交換した。

 王氏は、中米両国の経済は深く融合していると指摘した上で、双方は相互尊重、平和共存、ウィンウィン協力の原則の導きの下で経済・貿易の対話と協力を強化する必要があると強調。世界経済の発展と人類の進歩には科学技術分野の開放と協力が必要との見方を示した。

 中国は中国式現代化を全面的に推進し、高いレベルの対外開放を拡大しており、テスラを含む世界各国の企業に新たな発展チャンスをもたらすとも説明。中国は引き続きサービス保障に効率的、実務的に取り組み、外資企業の中国での長期的、安定的発展を支援していくと語った。

 マスク氏は米中関係がゼロサムゲームではないことに賛同し、コロナ下における上海工場に対する中国の支援と保障に感謝の意を表明。中国の発展の活力と潜在力を称賛した上で中国市場に対する十分な自信を示し、引き続き互恵協力を深めていきたいと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News