【6月1日 Xinhua News】中国国家鉄路局はこのほど、「2022年鉄道統計公報」を発表した。22年の全国の鉄道貨物輸送量は前年比4・4%増の49億8400万トン、旅客輸送量は9億3900万人減の16億7300万人だった。鉄道輸送の安全性は引き続き安定し、特別重大・重大事故が発生しなかった。

 鉄道網がさらに拡大した。22年の全国の鉄道関連固定資産投資は7109億元(1元=約20円)に上り、開業した鉄道新線の営業キロは4100キロ、うち高速鉄道が2082キロを占めた。全国の鉄道路線の営業キロは15万5千キロとなり、うち高速鉄道が4万2千キロだった。

 鉄道の標準体系の整備が進んだ。22年に発表された鉄道国家標準は6項目、鉄道業界標準は31項目、鉄道業界計量規程・規範は2項目だった。また、中国が中心となって作成した国際標準化機構(ISO)、国際鉄道連合(UIC)、米国電気電子学会(IEEE)の国際規格は6項目となった。

 鉄道に関する科学技術革新で数多くの成果を収めた。鉄道業界で認定された重点実験室は13カ所、工学研究センターは13カ所となった。また、業界の27件の特許が第23回中国特許賞を受賞した。

 鉄道のグリーン(環境配慮型)発展が着実に進んだ。22年の鉄道輸送100万トンキロ当たりの総合エネルギー消費が標準炭換算で前年比0・17トン、化学的酸素要求量(COD)が158トン、二酸化硫黄(SO2)排出量が1112トンそれぞれ減少した。(c)Xinhua News/AFPBB News