【5月31日 AFP】米インド太平洋軍は30日、米空軍の偵察機が26日に南シナ海(South China Sea)上空を飛行中、中国の戦闘機が「不必要に挑発的な操縦」で異常接近したと発表した。

 インド太平洋軍は「米軍偵察機RC135は国際法に従って南シナ海の国際空域で合法的に日常業務を行っていた」が、中国機が「機首から約120メートル以内を飛行し、RC135は後方乱気流の中を飛行せざるを得なかった」としている。

 機密解除された動画では、米軍機の前方を戦闘機が横切り、乱気流の中で機体が揺れている様子が確認できる。

 インド太平洋軍は昨年12月にも、RC135に中国軍機が異常接近し、「衝突を避けるために回避行動を取らざるを得なかった」と発表していた。(c)AFP