米、ロシア領内への攻撃支持せず
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【5月31日 AFP】米政府は30日、ロシア・モスクワの高層住宅などへの無人機攻撃を受け、ロシア領内への攻撃を支持しない立場を明確にした。ただし、ウクライナ紛争の非はロシア側あるとくぎを刺した。
国務省報道官は「米国は一般論としてロシア領内への攻撃を支持しない。われわれはウクライナによる領土の奪還に向け、装備や訓練を提供することに注力してきた」と述べた。
モスクワの住宅がウクライナ侵攻開始後初めて攻撃を受けたことに関しては、実際に何が起きたのか情報を収集中だと語った。
ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、今回の攻撃をめぐりウクライナ政府を非難している。
同報道官はしかし、ロシアは30日に今月17回目となるキーウへの空爆を行ったと指摘し、「このいわれのない戦争をウクライナに仕掛けたのはロシアだ。ロシアがウクライナの都市や国民に対する残忍な攻撃をやめ、軍を撤退させれば、いつでも戦争を終わらせることができる」と強調した。(c)AFP