【5月30日 CNS】千葉県で、一台の無人自動配送車が遠隔地の庭先に停車した。配送車のスクリーンには、「お荷物をお届けしました。箱を開けてお受け取りください」と表示されている。中国の北京市に拠点を置くテクノロジー企業の「新石器(Neolix)」がこのような開発した無人自動配送車は、中国以外の日本を含む13か国で運行されており、世界最大規模の無人自動配送車となっている。

 日本の高齢者の「買い物難民」問題が深刻化する中、日本市場の自動無人運転需要に期待が集まっている。「新石器」のマーケティング担当の副総裁、劉明敏(Liu Mingmin)さんは、日本の無人自動配送車への需要は10万台に達すると予測している。

 人工知能(AI)時代において、中国の自動運転政策、技術、および応用シーンはすでに世界の先頭に立っている。北京には世界初の高度自動運転モデル区がある。2022年5月16日に発表された「北京市高度自動運転モデル区建設発展報告(2022)」によれば、過去1年間、北京市の高度自動運転モデル区は、段階的に3.0フェーズの最初の100平方キロの建設を進め、モデル区内で累計1449万キロの自動運転走行距離が達成され、自動配送サービスも130万回以上実施された。

 2020年9月、北京市では、世界初となるコネクテッドクラウド制御型の高度自動運転モデル区の建設が正式に開始された。その際、「新石器」は最初の無人自動配送車のテストコードを入手し、実際の環境での運用を開始した。これは中国で、無人自動配送車の通行権が付与された最初のケースにあたる。中国の豊富な交通シーンによって、より高い強度でのモデルのトレーニングが可能になり、自動運転車がより速く「知恵をつけ」、道路上のさまざまな予期しない状況にいつでも対応できるようになる。北京の亦庄(Yizhuang)の複数の産業パークで働く人びとは、現在、3食ともこの無人自動配送車が提供サービスを利用できるようになった。

 現在までに、「新石器」の自動運転車事業は日本、ドイツ、スイス、シンガポールなど、世界13カ国で展開されており、北京市、上海市、広州市(Guangzhou)などの都市にも導入されている。累計で1000台以上の自動運転車が実際の道路上で運行しており、その安全な走行距離は620万キロメートルを超え、30万人以上のユーザーに200万件以上のサービスが提供されている。日本では2025年までに、数百台から1千台の「新石器」の自動運転車の導入が予定されており、日本国内のパートナーとの協力関係の発展と育成をさらなる進展による大規模な普及の実現が目標とされている。(c)CNS/JCM/AFPBB News