【5月31日 Xinhua News】中国上海市でこのほど、第1回上海インターネット視聴コンテンツクリエーター大会が開催された。会議で発表された「2022年インターネット視聴クリエーター白書」によると、中国の22年のネット視聴市場規模は推計で前年比21・9%増の約8002億元(1元=約20円)に上った。

 北京市、上海市、浙江省(Zhejiang)ではネットコンテンツの創作が盛り上がりを見せている。ネット視聴作品のクリエーターの主力は25~34歳の世代で、全体の6割近くを占めた。18~24歳の世代が次いで多く、2割近くを占めた。

 白書によると、ここ数年で爆発的に増加したネット視聴ユーザー数は飽和状態に近づき、安定に向かっており、構造の変化や内生的な成長が始まっている。クリエーター数はますます増え、「嗶哩嗶哩(ビリビリ、bilibili)」「抖音(ドウイン、Douyin)」「快手(クアイショウ、Kuaishou)」「小紅書(RED)」などの主な視聴コンテンツ創作プラットフォームでは、1万人以上のフォロワーを持つクリエーター数が21年の900万人から23年の1300万人以上に増加、さらなる成長の勢いを見せている。

 クリエーターのうち副業は46%、専業は37%。コンテンツの内容はライフログ、グルメ、旅行、ファッション、ショート、お笑いなどのエンターテインメント類が多くを占めた。歴史、文化、科学などの知識類の人気も高まっている。(c)Xinhua News/AFPBB News