【5月30日 AFP】イタリア北部マジョーレ湖(Lake Maggiore)で28日、観光船が強風にあおられ転覆し、情報機関の情報員2人を含む4人が死亡した。消防当局が29日、AFPに4人の遺体を収容したと明らかにした。

 伊当局によると、死亡した4人のうち2人は情報局に所属する62歳の男性と53歳の女性だった。一方、イスラエル外務省は、元治安部隊隊員の50代男性が死亡したと発表した。報道によると、4人目の犠牲者は船長のパートナーのロシア人女性(50)。

 伊情報員の2人は、友人グループの誕生日パーティーに参加していたという。

 ロンバルディア(Lombardy)州のアッティリオ・フォンタナ(Attilio Fontana)知事は28日、全長16メートルの観光船の転覆原因について、「つむじ風」だと述べた。

 消防当局によると、乗員乗客19人が救助された。(c)AFP