【5月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は29日、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)氏(51)を新監督に招聘(しょうへい)した。2年契約で1年の延長オプションがついており、就任は7月1日となっている。

 同じくロンドンに本拠地を置くトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の指揮官を解任されて以来、4年ぶりのプレミアへの帰還となるが、問題を抱えるクラブを再生させるという困難な任務を引き受けた。

 昨年7月にフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の監督を解任されていたポチェッティーノ氏は、今季終了までチームを率いていたフランク・ランパード(Frank Lampard)暫定監督を引き継ぐ。

 チェルシーは今季悲惨なシーズンを送り、昨年9月にトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)氏を解任すると、今年4月には後任のグラハム・ポッター(Graham Potter)氏も更迭。ランパード氏が3人目の指揮官だった。

 チェルシーは今季リーグ戦12位で、1995-96シーズン以来となる10位以下でのシーズン終了を迎えるという危機的状況となっている。国内カップ戦では2度マンチェスター・シティ(Manchester City)に敗れ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)では準々決勝でレアル・マドリード(Real Madrid)に屈した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS