【5月30日 Xinhua News】タクラマカン砂漠の北東端に位置する中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)バインゴリン・モンゴル自治州尉犁(ロプノール)県でこのところ、林業部門の職員がキョウチクトウ科の植物ラフマの種まきに追われている。ラフマの葉は薬や茶の原料として用いられる。

 同県墩闊坦郷の砂漠化防止モデル区では、職員らが水資源の分布や砂丘の移動法則に基づき、小型無人機ドローンと人手による種まきを組み合わせて実施している。ドローン1台で1日に600〜700ムー(約40〜47ヘクタール)の土地で作業を終えることができる。

 ロプノール県は昨年、人手による植え付けを検討し始めた。今年は1万3千ムー(約867ヘクタール)で栽培計画を打ち出しており、うち3千ムー(200ヘクタール)で試験導入したドローンが種まきを担う。(c)Xinhua News/AFPBB News