【5月29日 AFP】日本政府は29日、北朝鮮から「人工衛星の打ち上げ」を今週中にも実施するとの通告を受けたと発表した。実際には、弾道ミサイルの発射実験の可能性もあると警戒している。

 海上保安庁によると、北朝鮮の打ち上げは31日から来月11日の間に予定されている。黄海(Yellow Sea)と東シナ海(East China Sea)、フィリピン・ルソン(Luzon)島東岸沖が警戒海域とされる。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記は今月、同国初の軍事偵察衛星の発射準備を視察していた。

 防衛省は、「衛星」と称する弾道ミサイルが日本の領域に落下すると確認された場合は迎撃するよう、自衛隊に破壊措置命令を出した。(c)AFP/Tomohiro Osaki, with Claire Lee in Seoul