【5月31日 Xinhua News】米パソコン(PC)大手のヒューレット・パッカード(HP)はこのほど、中国重慶市(Chongqing)でHP(重慶)研究開発センターの稼働式を開いた。同市へのPC研究開発センター設立は、同社がPC世界大手で初となる。

 このセンターは、同社のグローバルな事業展開を研究開発分析力で支えるため、自動化、高精度、高信頼性のソフトウエア・設備を全面的に導入し、業界を先駆ける研究施設とした。今年はサプライチェーン(供給網)関連企業50社を呼び込み、共同イノベーションを展開する計画である。企業誘致の規模を徐々に拡大、同市のコンピューター産業の発展を促すという。

 重慶市はここ数年、物流ルートの開拓や地元での関連産業の発展、スマート製造の奨励など措置を通じ、「ブランド・メーカー・関連産業・製品の多様化」コンピューター産業体系および世界的に重要なPC生産拠点を構築してきた。22年末までに、同市は9年連続で世界最大のノートパソコン生産拠点となり、関連企業1千社以上が集積した。(c)Xinhua News/AFPBB News