【5月29日 AFP】23F1第7戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2023)は28日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が難しいコンディションの中でポールトゥウィンでの完勝を収め、年間順位でも2位以下との差を広げた。

 暖かい晴れから雨へとコンディションが変化する中、フェルスタッペンは冷静なドライビングを続け、アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)に27秒以上の差をつけてフィニッシュした。フェルスタッペンのモナコGP優勝はここ3年で2回目で、今季4勝目、通算では39勝目。年間2位につけるチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)との差は39ポイントに広がった。

 それでもレース後には、「簡単ではなかった」と話し、「すごく難しかった。第1スティントをあまり引き延ばしたくなかったが、雨が降ってきてコースにとどまらなくてはならず、その後は非常にやっかいだった」と明かした。

「すごく滑りやすくて難しかった。ウォールに何度かこすったが、それがモナコだ。勝ててうれしいし、この天気で勝てたのはとてもよかった」

 今季6レースで5回目の表彰台入りを果たしたアロンソに続いて、アルピーヌ(Alpine F1)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)が3位に入った。メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は終盤オコンに迫ったが4位となり、チームメートのジョージ・ラッセル(George Russell)が5位で続いた。

 地元期待のフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は6位で、アルピーヌのピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が7位。フェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)は失意の8位に終わり、以下はランド・ノリス(Lando Norris)とオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)のマクラーレン(McLaren)2台が入賞した。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は15位だった。(c)AFP/Tim COLLINGS