【5月28日 AFP】22-23ドイツ・ブンデスリーガ1部は27日、最終節の第34節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が11連覇を達成した。敵地でケルン(1. FC Cologne)を2-1で下し、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を得失点差で上回って逆転優勝を飾った。

 優勝には勝利が絶対条件で、かつドルトムントが勝ち点を落とす必要があったバイエルンは、1-1の同点で迎えた終了間際の89分にジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)が決勝ゴールを奪った。

 一方、ホームでマインツ05(Mainz 05)と対戦したドルトムントは、最終節を首位で迎え、勝てば優勝が決まる状況だった。だが、開始わずか25分で0-2とリードされ、セバスティアン・ハラー(Sebastien Haller)もPKを失敗。後半に2点を奪い返して2-2の引き分けに持ち込んだが、勝ち点1では足りず、バイエルンに得失点差でタイトルを譲る痛恨の結末となった。

 優勝を果たしたバイエルンだが、試合後にはオリバー・カーン(Oliver Kahn)最高経営責任者(CEO)とハサン・サリハミジッチ(Hasan Salihamidzic)スポーティング・ディレクター(SD)の解任を発表。前日から決定を知っていたというトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は「今理解しようとしているところだ」とコメントし、なかなか優勝を喜べないと話した。

 その他の試合では、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)が1-0でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)を下し、初の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場を決めた。

 同じくチャンピオンズリーグ初出場を目指していたSCフライブルク(SC Freiburg)は1-2でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に逆転負けし、来季はヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)で戦うことが決まった。

 シャルケ04(Schalke04)はRBライプツィヒ(RB Leipzig)に2-4で敗れ降格が決定。VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)は1-1でホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)と引き分けて下から3番目の16位となり、昇格・降格プレーオフに回ることになった。

 VfLボーフム(VfL Bochum)は浅野拓磨(Takuma Asano)らのゴールでバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に3-0で快勝し、14位で残留が決定。FCアウクスブルク(FC Augsburg)はボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に0-2で敗れたが、15位で残留することになった。(c)AFP