【5月27日 AFP】韓国の警察は27日、アシアナ航空(Asiana Airlines)機の非常扉を飛行中に開けた乗客が「息苦しさ」を感じて「早く降りたかった」と供述していると明らかにした。

 国内線のエアバス(Airbus)A321-200型機は26日、200人近い客を乗せてソウルの南東約240キロに位置する大邱国際空港(Daegu International Airport)に向かっていた。上空200メートルを飛行中、30代の男が非常扉を開けた。

 着陸後、男は大邱警察に連行されて取り調べを受け、「最近失業してストレスを感じていた」と供述したという。

 同署の刑事はAFPに、「男はフライトが思っていたより長時間で、機内で息苦しさを感じたそうだ」「一刻も早く降りたいと思ったようだ」と語った。

 男には航空安全法違反の容疑が掛けられており、有罪になれば10年以下の懲役刑を科される。(c)AFP