【5月27日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は26日、中国の李輝(Li Hui)ユーラシア事務特別代表と会談し、ウクライナと西側諸国が和平交渉再開の「重大な障害」を生み出していると非難した。

 ロシア外務省によると、ラブロフ氏は、ロシアはウクライナ紛争の政治的・外交的解決に注力しているが、「ウクライナと西側の支援国が和平交渉再開の重大な障害を生み出している」と主張。一方で、中国がウクライナに「公正な」立場を取っていると称賛した。

 中国はウクライナ紛争で中立だと主張しているが、ロシアのウクライナ侵攻を非難するのを拒否しているとして他国から批判されている。

 ロシア外務省は、ロ中両国は地域と世界全体の平和と安定を目指し、外交関係をさらに強化する用意があると表明した。

 李氏は2009~2019年に駐ロシア大使を務めた。(c)AFP