【5月27日 AFP】女子テニス、ストラスブール国際(Internationaux de Strasbourg 2023)は26日、シングルス準決勝が行われ、元世界ランキング3位のエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は4-6、7-5、6-3でクララ・ビュレル(Clara Burel、フランス)に逆転勝ちを収め、ツアーレベルでは出産後初の決勝進出を決めた。

 2020年大会の覇者で、先月1年以上ぶりにツアー復帰を果たしたスビトリーナは、第1セットを落とし、さらに第2セット1-4の劣勢から巻き返した。ツアー16勝目を挙げた2021年のシカゴ女子オープン(2021 WTA Chicago Women's Open)以来となる決勝では、ロシアのアナ・ブリンコワ(Anna Blinkova)と激突する。

 28歳のスビトリーナは、ロシアのウクライナ侵攻による心身の疲労を理由に2022年3月にテニスから離れていた。世界ランキングは現在508位に後退しているものの、全仏オープン(French Open 2023)にはプロテクトランキングを利用して出場する。

 ブリンコワは、もう一つの準決勝で第7シードのローレン・デイヴィス(Lauren Davis、米国)を6-2、6-2で撃破し、ツアー2勝目に王手をかけた。(c)AFP