【5月26日 AFP】フィンランド南部ピルカンマー(Pirkanmaa)の裁判所は25日、写真・動画共有アプリ「スナップチャット(Snapchat)」を使って120人の少女を性的に虐待したとして、イェッセ・エルッコネン(Jesse Erkkonen)被告(27)に拘禁10年6月の有罪判決を言い渡した。

 加重児童性的虐待20件、児童性的虐待59件、恐喝、脅迫、大麻関連など、計190の罪で有罪となった。

 裁判所によると、被告はスナップチャットを使って少女に近づき、裸の写真や性的な動画を要求した。

 被害者の大半は12~16歳で、南部の町バルケアコスキ(Valkeakoski)とその周辺で暮らしていた。

 被告は一部の被害者に対し、金銭や酒、たばこ、大麻を餌に直接会っての性行為を迫り、その後、写真を拡散すると脅迫した。11歳の少女に対し、7歳の妹とその友達が裸でシャワーを浴びているところを撮影するよう求めたこともある。

 判決によると「一部の被害者は年齢を聞かれて性交同意年齢未満だと答えたが、構わないと言われた」とされる。

 被告は覚えていないとして、公訴事実の大半を否認した。

 事件は2021年、被害者のうち10人がスクールカウンセラーに相談したことで発覚。被告は同年から勾留されている。(c)AFP