【5月26日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは25日、第32節の延期分が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はチェルシー(Chelsea)に4-1で大勝し、来季から欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)に復帰することが決まった。

 ホームのユナイテッドは、カゼミーロ(Casemiro)、アントニー・マルシアル(Anthony Martial)、ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)のゴールで大勝。リーグ3位に浮上し、マンチェスター・シティ(Manchester City)、アーセナル(Arsenal)、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に次いで来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

 一方のチェルシーはフランク・ランパード(Frank Lampard)氏が暫定監督として復帰して以来、これで10戦8敗。移籍市場で5億ポンド(約862億円)を超える資金を投じながら惨敗しているシーズンを象徴するような試合となった。

 対象的に、ユナイテッドはエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督の見事な就任1年目をトップ4フィニッシュ確定で飾った。2月にフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2022-23)を制して6年ぶりの主要トロフィーを獲得しているチームは、FAカップ(FA Cup 2022-23)決勝にも勝ち残っており、シティの3冠を阻止してさらにタイトルを積み重ねる可能性を残している。

 また、ユナイテッドが最後の1枠を獲得した結果、リバプール(Liverpool FC)は7シーズンぶりにチャンピオンズリーグ出場を逃すことが決まった。

 昨季は前人未到の4冠達成に迫ったリバプールだが、今季は一転して絶不調に陥り、シーズン終盤の逆襲は少し遅すぎた。現在10戦無敗ながら今季5位が確定し、来シーズンはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)に回る。(c)AFP