インドネシアジャカルタ・バンドン鉄道 開通前テストを実施
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【5月25日 CGTN Japanese】中国鉄路国際有限公司が明らかにしたところによると、中国初の海外高速鉄道プロジェクトであるインドネシアのジャカルタ・バンドン高速鉄道で、現地時間22日午後4時から共同調整・試験が始まりました。これはジャカルタ・バンドン高速鉄道建設が重要な進展を遂げ、全線開通・運行の基盤が固まったことを意味しています。
共同調整・試験とは、高速列車の安全かつ安定した運行を確保するため、高速鉄道の開通前に行われる厳格な試験・検査と設備の調整・最適化のことです。当日は試験列車が沿線のレール、電力供給、架線網、通信信号、早期警戒監視などのシステム性能の検査・検証を行いました。調整・試験の終了後も運行試験と安全性評価が必要で、以上のプロセスの完了後に開通・運行となります。プロジェクトは2023年6月の完成・開通を予定しています。
インドネシアの首都ジャカルタと観光都市バンドンを結ぶジャカルタ・バンドン高速鉄道は、全長142.3キロ、最高運行時速350キロで、「一帯一路(Belt and Road)」イニシアチブと中国・インドネシア両国の実務協力の象徴的なプロジェクトです。このプロジェクトの完成後は、ジャカルタ・バンドン間の所要時間は現在の3時間強から40分に短縮されます。
ジャカルタ・バンドン高速鉄道はインドネシアおよび東南アジア地域では初の時速350キロの高速鉄道であり、中国の高速鉄道が初めて全システム・全要素・全産業チェーンを海外で建設するプロジェクトでもあります。全て中国の基準を採用して建設されたジャカルタ・バンドン高速鉄道は、現時点でインドネシア現地に延べ5万1000人の雇用を生み出し、インドネシアの経済社会の発展の新たな力となっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News