【5月25日 CGTN Japanese】中国の自動車ブランド「中通客車」が製造し、キルギスに向けて輸出するバス1000台のうち第1陣が、20日午前に山東省(Shandong)聊城市(Liaocheng)にある中通客車でラインオフ式典が行われました。

 この天然ガスを燃料とするバス1000台の受注は、中国が今年に入って「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国から受注したものとしては最大のものになります。キルギスはこれより以前に中通客車からバス120台を購入しており、首都ビシュケクでの道路上での試験走行を無事に終えています。キルギス政府はその後、政府予算で1000台を追加購入することを決定しました。第1陣の500台は年内に、また第2陣は2024年中にビシュケクに届けられることになっています。

 今回のバスは、中通客車が現地のニーズに合わせてカスタマイズした天然ガスを燃料とするバスで、ガソリン車に比べて炭素排出量が20〜30%、硫化物が99%削減でき、340km以上の走行が可能です。シャーシや車両の断熱、放熱などの機能については特別設計が施されています。

 キルギス政府は、第1陣のバス1000台の購入完了後、第2陣のガスバス1000台の追加購入について中通客車と検討すると明らかにしており、中通客車ではこれに対して、キルギス国内に適宜アフターサービスセンターを設置すると述べています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News