1万トン級大型船舶が武漢陽邏港に初入港 日韓までの貨物輸送時間が半減 中国
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【5月24日 CGTN Japanese】1万トン級の外航船舶「長越1」が22日、中国中部にある湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)の陽邏港第1期埠頭(ふとう)に接岸しました。これは武漢陽邏港が受け入れた史上初の1万トン級外航船舶です。
「長越1」は長さ140メートル、幅28メートル、深さ8.36メートルで、載貨重量トン数は1万2000トン、水面からの最大高度は23メートル、最大積載量は720 TEUです。武漢から日本、韓国までの直行航路は貨物の輸送時間を約50%減少し、輸送コストを約20%削減できるということです。
武漢陽邏港は、平均水深が10メートルに達し、1万トン級の貨物船が寄港できるものの、長江航路の運航能力は増水期かどうかによる影響が大きいため、1万トン級の船舶の寄港が困難となっています。これまでの水運物流では、国内の河川と沿海諸国との間の貨物取引は小型船舶を利用して、沿海部の港から河川沿いの港の間で中継する方法をとっていましたが、輸送周期が長く、貨物損傷率が高く、中継費用も高いという問題がありました。近年の長江航路の整備により、武漢ー安慶間の航路の豊水期の水深は6.5メートルに高められ、1万トン級の大型船舶が6~9月の豊水期に武漢に直行できるようになりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News