【5月23日 AFP】ウクライナと国境を接するロシア南西部ベルゴロド(Belgorod)州で複数のドローン(無人機)による攻撃が発生した。当局が23日、明らかにした。前日には、ウクライナの「破壊工作」部隊が同州に侵入し、戦闘が起きていると発表していた。

 同州は、ロシアの侵攻開始以降繰り返し砲撃を受けており、これまでに数十人が死亡している。 

 ビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)州知事はテレグラム(Telegram)に、23日朝にかけて複数の民家と政府庁舎がドローンの攻撃を受けたものの、死傷者はいなかったと投稿した。

 知事はまた、「国防省と警察が引き続き安全確認を続けている」と述べ、避難している住民に対し、帰宅を急がず当局からの安全確認の発表を待つよう呼び掛けた。

 ロシア当局は22日、自国軍部隊がウクライナから来た「破壊工作」部隊と交戦していると発表。侵攻後初となる「対テロ作戦」を発動した。(c)AFP