【5月23日 CGTN Japanese】中国東部にある安徽省(Anhui)量子コンピューティング工学研究センターによりますと、量子コンピューティング超低温温度センサーの開発に成功し、すでに国産量子コンピューターに使用されているとのことです。

 同センターの関連研究開発チームの責任者である張俊峰(Zhang Junfeng)氏によりますと、量子チップは量子コンピューターの中核コンポーネントであり、量子チップの動作する温度環境をリアルタイムでモニタリングすることは、量子コンピューターシステム全体に重要な役割を果たします。国産超低温温度センサーの開発成功により、中国の極低温分野における温度測定精度は世界先進水準に達し、量子コンピューターの完全な自主制御に向け重要な一歩を踏み出しました。

 この超低温温度センサーは量子コンピューターメーカーの合肥本源量子が完全に独自開発したもので、リアルタイムの温度モニタリングをサポートし、高い測定精度などの優位性を備えています。この製品は汎用性が広く、希釈冷凍機に簡単に取り付けることが可能で、すでに国産量子コンピューターに使用されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News