【5月23日 AFP】22-23NBAは22日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、第1シードのデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)は113-111で第7シードのロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)を下し、スイープ(4連勝)で初のファイナル進出を決めた。

 2度のシーズン最優秀選手(MVP)に輝いているニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)が30得点を挙げたナゲッツは、前半終了時の15点差を跳ね返してレブロン・ジェームズ(LeBron James)を擁するレイカーズを退けた。

 ジェームズは前半だけで31得点を挙げ、レイカーズが73-58とリードとしてハーフタイムを迎えると、単独でチームをポストシーズンにとどめるかに思われた。

 しかしナゲッツは、13得点を決めたヨキッチを中心に攻撃陣が復調して第3クオーターを36-16とし、試合をひっくり返した。

 劇的な展開となった第4クオーター残り約57秒で、ナゲッツはヨキッチがドライブからレイアップを決めて2点のリードを奪うと、最後は残り4秒で同点の最後のチャンスを狙ったジェームズのシュートをアーロン・ゴードン(Aaron Gordon)がブロックし、勝負を決した。

 これまでNBA制覇の経験が無い11チームの中の一つであるナゲッツは、ファイナルでマイアミ・ヒート(Miami Heat)かボストン・セルティックス(Boston Celtics)と対戦する。(c)AFP