【5月23日 CNS】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)コルガス市(Khorgos)道路口岸では5月8日、通関を待つ中国産車両が秩序だって、かつ迅速に通関作業が進められている。上海市、山東省(Shandong)、陝西省(Shaanxi)、河南省(Henan)などからやって来たブルドーザーや乗用車、ダンプカー、中古の新エネルギー車(NEV、新エネ車)などの車両が、主にカザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンなどの「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国に輸出されている。

 2023年に入ってから、コルガス口岸の商品車の輸出は急速に増加している。コルガス出入境国境警備検査所のデータによると、5月1日午前0時までの時点で、コルガス道路口岸からの商品車の輸出台数は2万900台を超え、前年比で62.3%の増加となり、新疆の対外貿易の新たな目玉となっている。

 コルガス騰翼国際物流有限公司の責任者、劉世杰(Liu Shijie)さんは、「現在、当社は1日平均50台以上の商品車を輸出している。今年は既に2000台以上を輸出し、取引額は7000万ドル(約96億3620万円)となった」と述べた。

 車両の安全で効率的な通関を確保するために、コルガスでは国境検査、税関などの職能別部署が緊密に連携し、通関中の制約ポイントや課題を迅速に解決するために協力している。共同検査機関や関連企業を訪問し、輸出車両のデータと情報を事前に把握し、国境検査の会議や協議のメカニズムを通じ、カザフスタンの国境検査機関と連携し、通関プロセスの中で発生する困難や問題を解決し、車両通関の待機時間を効果的に減らしている。

 中国の西への開放の「窓口」として、コルガスは積極的にシルクロード経済ベルト核心区の建設に組み込まれ、中国産の商品車の海外進出を加速させ、口岸通関モデルをさらに改善している。「ルートの円滑化、産業の育成、経済の促進」への注力を続け、口岸の通関監督管理効率を持続的に向上させると同時に、「中欧班列(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)」「辺民互市貿易(辺境住民による国境貿易)」などのプラットフォームを活用し、さまざまな措置を講じ、コルガス口岸の対外貿易の安定と品質の向上を促進している。(c)CNS/JCM/AFPBB News