【5月22日 AFP】22-23NBAは21日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、第8シードのマイアミ・ヒート(Miami Heat)は128-102で第2シードのボストン・セルティックス(Boston Celtics)を下し、ファイナル進出に王手をかけた。

 ヒートは大黒柱のジミー・バトラー(Jimmy Butler)が16点と割合におとなしかったが、PGゲイブ・ビンセント(Gabe Vincent)がゲーム最多の29点を挙げてチームをけん引した。ダンカン・ロビンソン(Duncan Robinson)もベンチスタートから22点を重ね、チームは史上2チーム目となる第8シードからのファイナル進出へあと一歩に迫った。

 2桁得点差を逆転しなければならなかった敵地での2戦目までとは異なり、この日はホームで快勝。第4戦は同じくヒートの本拠地で行われ、勝利すればデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)対ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の勝者と対戦するファイナルに勝ち進む。

 ビンセントは大差がついたことについて「『驚いた』という表現が正しいかは分からないが、今夜はいいプレーができた」と話し、「次の試合にはメンタリティーがあらわれるだろうし、高いレベルの争いになる。守備をして、攻撃では適切な判断をし、いいプレーをしなければならない」と続けた。

 一方のセルティックにとっては、ここからは歴史に挑む戦いとなる。7回戦制のプレーオフで、0勝3敗から逆転突破したチームは過去に一つもない。(c)AFP