【5月22日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは21日、第37節の試合が行われ、前節優勝を決めたマンチェスター・シティ(Manchester City)はチェルシー(Chelsea)に1-0で勝利。試合後には優勝記念セレモニーが行われ、ここ6シーズンで5度目となる栄冠を家族やホームのファンと喜び合った。

 シティの選手たちは、チェルシーの選手がつくった花道を子どもを連れて通り、ピッチに登場した。本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)にはクラブのアンセムが鳴り響き、試合終了の笛が吹かれると大勢のサポーターがピッチになだれ込んだ。

 試合後のセレモニーでは、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督と選手にメダルが授与され、主将のイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)がトロフィーを掲げると、花火と紙吹雪が空を舞う中でサポーターが歓喜に沸いた。

 試合はフリアン・アルバレス(Julian Alvarez)の前半のゴールを守り切り、リーグ戦12連勝、公式戦24戦無敗としてプレミア3連覇に華を添えた。

 シティは今季3冠の可能性を残しており、6月3日にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのFAカップ(FA Cup 2022-23)決勝、10日にはクラブ史上初の優勝が懸かるインテル(Inter Milan)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)決勝が待っている。

 その他の試合では、6位ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)が降格が決まっているサウサンプトン(Southampton FC)を3-1で下し、来季はクラブ史上初となる欧州カップ戦に出場することが確定した。

 残り2試合で1ポイントを獲得すればヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)出場が決まる状況で、仮に7位アストン・ビラ(Aston Villa)に勝ち点で並ばれたとしても、得失点差で大きく上回っているためヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2023-24)に回る可能性は低い。

 降格圏の17位に沈むリーズ・ユナイテッド(Leeds United)は1-3でウェストハム(West Ham)に逆転負けを喫した。

 残留圏の16位につけるエバートン(Everton)との差は、ともに残り1試合で2ポイント。リーズは得失点差でもエバートンを3下回っており、ホームでの最終節でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に勝ったとしても、エバートンがボーンマス(AFC Bournemouth)戦に敗れなければ残留は厳しい状況となった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS