ケプカが全米プロ優勝でメジャー5勝目 LIV勢では初
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【5月22日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第105回全米プロゴルフ選手権(2023 PGA Championship)は21日、米ニューヨーク州ロチェスター(Rochester)のオークヒルCC(Oak Hill Country Club、パー70)で最終日が行われ、ブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)が通算9アンダーで優勝。大会通算3勝目、自身メジャー5勝目を挙げ、LIVゴルフリーグ(LIV Golf League)に記念のメジャー初制覇をもたらした。
ケプカは最終日を「67」で回ってスコアを3ストローク伸ばし、ビクトル・ホブラン(Viktor Hovland、ノルウェー)、スコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)とのバックナインの争いを制してLIVゴルフ移籍組で初のメジャー勝者になった。
18番グリーンへ上がったときにはブーイングも聞こえ、昨年のLIVゴルフ立ち上げから続いている敵対的なムードが消えていないことをうかがわせたが、ケプカは冷静にパットを沈めて見事な4日間を締めくくった。2021年に膝を手術してここ2シーズンはほぼ全休していたケプカにとっては、久しぶりのメジャー制覇となった。
メジャー5勝以上を挙げた史上20人目の選手となったケプカは、「信じられない」と喜び、「こんなに勝てるとは、子どもの頃は夢にも思わなかった」と話した。
メジャー初優勝を目指したホブランと、昨年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2022)覇者で世界ランキング1位に返り咲くシェフラーが2打差の2位タイに入った。
キャメロン・デービス(Cameron Davis、オーストラリア)とカート・キタヤマ(Kurt Kitayama、米国)、こちらもLIV移籍組のブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)が6打差4位タイで続いた。メジャー通算4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)、ヨゼフ・シュトラカ(Sepp Straka、オーストリア)が7打差7位タイに入った。(c)AFP/Jim SLATER