【5月22日 Xinhua News】中国とカザフスタン両国は、今年で提起から10周年を迎える「一帯一路(Belt and Road)」構想の下、生産能力と投資面の協力を積極的に展開し、プロジェクト数52件、総額212億ドル(1ドル=約138円)超のプロジェクトリストをまとめたほか、グリーン(環境配慮型)やデジタル、科学技術などの分野へも協力範囲を広げている。

 両国は農業分野で政策に関する意思疎通と基準の整合を強化し続け、協力を確かなものにしている。2022年の農産物貿易額は前年比61・3%増の9億3千万ドルだった。農業科学技術面での協力も急ピッチで進展し、双方は実験室の共同建設や共同育種研究を計画通りに進めている。

 両国は経済構造の相互補完性が高い。直近数年間、中国はカザフ第2の貿易相手であり、最大の輸出先、第2位の輸入元国の座を守っている。中国税関総署の統計によると、対カザフの22年のモノ貿易額は23・6%増の311億7千万ドルだった。カザフは電子商取引(EC)大手アリババグループの通販サイトに国家館を開設した2番目の国で、200を超える同国企業が名を連ねている。(c)Xinhua News/AFPBB News