【5月21日 AFP】(更新)エルサルバドルの首都サンサルバドルで20日、サッカー場へ試合観戦に訪れたファンによる群衆事故が発生し、12人が死亡した。同国の国家文民警察が発表した。

 当局の最初の報告によると、アリアンサFC(Alianza FC)とCD FASの試合を観戦しようと、クスカトラン・スタジアム(Estadio Cuscatlan)にファンが押し寄せた。

 国家文民警察のマウリシオ・アリアサ(Mauricio Arriaza)長官は記者団に対し、「暫定的にわれわれは12人の犠牲者についてネガティブな結果を得ており、そのうち9人がここのスタジアムに、さらに3人が別々の病院にいるとの情報を得ている」と述べた。

 また、救急医療隊のスポークスマンを務めるカルロス・フエンテス(Carlos Fuentes)氏は、500人以上の治療に当たっていると話している。

 フエンテス氏によると、重篤な状態の約100人が病院に搬送されており、窒息やその他の外傷の兆候を示しているという。同氏はまた、この混乱はスタジアムのゲートが壊れて、人々が密集した後に始まったようだと述べた。(c)AFP